2008年7月5日土曜日

<速報> チベットを救え”アジア・パシフィック・フォーラム”のご報告


7月1日・2日(公開)・3日に開催された、主催セーブ・チベット・ネットワーク、後援ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による「チベットを救え!アジア・パシフィック・フォーラム ~地球への思いやり(Compassion for the Planet)~」は、ダラムサラよりチベット亡命政府のケサン・ヤンキ・タクラ外務大臣をお招きし、参加者として、オーストラリアの国会議員ピーター・スリッパー氏をはじめ、台湾からの参加者と日本の国会議員多数の参加とご協力をいただいて、有意義に盛大に行うことができました。

これもひとえに、当日、全国から参加してくださった250名にのぼる皆さま、ならびに、全国で応援していてくださった皆さまのおかげと心より御礼申し上げます。

3月14日以来のチベット騒乱が世界の耳目をあつめ、チベット問題についての関心が高まりをみせていた時、四川大震災により、また、近づく北京オリンピックの祭典ムードにはさまれ、チベット問題が埋没し、風化しつつありました。

そうした中で開催される洞爺湖サミットは、もともとチベット問題を中心とした人権問題が議論されるはずでしたが、今やチベット問題は、サミットの議題からも完全にはずされてしまいました。

なんとしてでもサミットの中でチベット問題を議論していただきたい、チベット問題を風化させてはならないという思いから、フォーラムを開催いたしました。

7月2日の公開フォーラムでは、参加者による意見発表や質疑応答がなされ、7月3日にはそれをもとに決議文の作成作業が真剣に行われました。結果として、明確な強い主張の決議ができましたことを、大変喜んでおります。

さっそく、この参加者すべての思いのこもった決議書を日本の「チベット問題を考える議員連盟」の代表である枝野幸男衆議院議員により、各国大使館を通じてサミット参加各国の首脳に届ける作業をおこないました。

また、このフォーラムのことが、各種新聞やTVのニュースとして報道され、
特に、タクラ大臣の謙虚かつ真剣な態度が、日本のみならず世界の人々の好感をいただくこととなりました。

今、チベットは、50年間の中で最大の非常事態にあります。
この最大の悲劇的な状況をひとつのチャンスとしてとらえ、チベット問題の平和的な解決に向けて、
チベットの力とそれをサポートする全世界の人々の力を結集して、国際世論を高め、各国の政治を動かし、
中国政府に対し、チベット政策の大転換を迫っていきたいと思います。

ダライ・ラマ法王の主張する、「独立ではなく、高度な自治とチベット人のアイデンティティーの確立」のため、最善の努力を展開していきたいと思います。ひきつづき、セーブ・チベット・ネットワークの方針と活動にご理解とご協力をくださいますようお願い申し上げるとともに、このフォーラムの成功の報告とお礼に代えさせていただきます。

セーブ・チベット・ネットワーク 呼びかけ人
牧野聖修

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【ダライ・ラマ法王からのメッセージ】

今回、ダライ・ラマ法王から、「チベットを救え:アジア・パシフィック・フォーラム」へメッセージが寄せられました。

ダライ・ラマ法王のメッセージはこちら>> 

和訳はこちら>>
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【フォーラム参加者】

<チベット亡命政府>
外務大臣
ケサン・ヤンキ・タクラ

ダライ・ラマ法王オーストラリア代表部事務所
代表
テンジン・プンツォク・アティーシャ

ダライ・ラマ法王台湾代表部事務所代表
ダワ・ツェリン

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表
ラクパ・ツォコ

<オーストラリア>
オーストラリア議会議員・チベット支援議員団発起人
ピーター・スリッパー

オーストラリア・チベット連盟代表
ポール・ボウク

前オーストラリア議会議員
マイケル・オーガン

<台湾>
高雄・輔英科技大學・教授
蘇 嘉宏(スー・チァフン)

民主進歩党・台北市議会議員
チェン・ユウエン

民主進歩党・台北市議会議員
李慶鋒(リー・チン・フェン)

国民党・高雄市議会議員
リェン・ジー・ジェン

アジア民主基金研究員
許文英

<日本>
自民党衆議院議員・元農林水産大臣
中川昭一 (代理)

自民党衆議院議員・元総務長官、自民党改革・政治改革・行政改革本部長
太田 誠一

民主党衆議院議員・「チベット問題を考える議員連盟」代表
枝野 幸男

民主党衆議院議員・衆議院財務金融委員会委員長、
鈴木 克昌

民主党衆議院議員・外務委員会委員
松原 仁

民主党参議院議員・参議院内閣委員会理事、民主党NC内閣府副大臣
山根 隆治

民主党参議院議員・国際IC日本協会専務理事、難民を助ける会常務理事
藤田 幸久

民主党参議院議員・参議院環境委員会委員
大石 尚子

民主党前衆議院議員・「チベット問題を考える議員連盟」元事務局長
五十嵐 文彦

民主党前衆議院議員
山花 郁夫

民主党前衆議院議員
中山 義活

民主党前衆議院議員
宇佐美 登

民主党東京都議会議員
土屋 たかゆき

民主党東京都議会議員
吉田 康一郎

<スペシャルゲスト>

世界ウイグル会議日本エージェント
イリハム・モハムティ

内モンゴル人民党
ケレイト・フビスガルト

<ゲストスピーカー>
早稲田大学
石濱裕美子教授

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【決議文】

Resolution of the Save Tibet: Asia-Pacific Forum

Given the current critical situation in Tibet, present and past parliamentarians, Tibet Support Groups and supporters from Australia, Taiwan and Japan attended a forum immediately prior to the G8 summit to appeal to world leaders to use their influence to address the Tibetan issue as a matter of urgency. [Note: Tibet in this document refers to the whole of Tibet, comprising the provinces of Amdo, Kham and U-Tsang.]

The Asia-Pacific Forum, organised by Save Tibet Network Japan*, was held in Tokyo from 1-3 July 2008. Participants recognised the dramatic increase of concern and support for Tibet throughout the world resulting from the recent tragic events in Tibet.

The Forum condemns the on-going violations of human rights in Tibet, including arbitrary arrests, repression and the campaign of so-called “patriotic education” in occupied Tibet.

The Forum commends the Tibetan people for responding to the call by His Holiness the Dalai Lama to reject violence, despite the violence and suffering inflicted on them by the Chinese authorities.

The Forum fully recognises His Holiness the Dalai Lama and the Tibetan Government-in-Exile to be the legitimate representatives of the Tibetan People.

The Forum fully supports the Middle Way Policy of His Holiness the Dalai Lama and the re-opening of official contact between Representatives of the Dalai Lama and the Government of the People’s Republic of China to discuss the peaceful resolution of the Tibet issue.

The Forum notes that many of the leaders attending the G8 Summit at Toyako, Japan, including President George Bush, President Nicholas Sarkozy, Prime Minister Gordon Brown, Prime Minister Stephen Harper, Chancellor Angela Merkel, Prime Minister Kevin Rudd, Prime Minister Silvio Berlusconi and Prime Minister Yasuo Fukuda have individually made strong statements of support for the Tibet-China dialogue.

The Forum urges these leaders to jointly re-affirm their support for the dialogue process and calls upon them to urge President Hu Jintao to elevate the dialogue to the level of formal, results-oriented negotiations leading to genuine autonomy for the Tibetan people as soon as possible.

The Forum urgently calls on the Chinese leadership to:
a) Cease the arbitrary arrest and detention of Tibetans and immediately release all those imprisoned for peacefully exercising their basic human right to free expression
b) Allow the United Nations, foreign journalists and other media, diplomats and independent international fact-finding delegations unrestricted access to Tibet
c) Immediately cease the so-called “patriotic education” campaign which has been re-introduced across Tibet
d) Respect the rights of the Tibetan people to engage freely in cultural and religious practices
e) Cease the facilitation of migration by Han Chinese and other non-Tibetans into Tibet
f) Stop the reckless exploitation of Tibetan natural resources which is endangering Tibet’s fragile eco-systems and impacting on neighbouring countries
g) Transform the Tibet-China dialogue from mere token discussions to transparent, agenda-driven negotiations with the aim of achieving genuine autonomy for the Tibetan people and bringing harmony to both Tibet and China.

Tokyo
3 July 2008

* http://save-tibet.net


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【決議文(和訳)】

セーブ・チベット・アジア・パシフィック・フォーラム決議 ( 訳)

チベットにおける現在の危機的状況に際し、緊急を要するチベット問題に対し、世界の指導者たちが
その影響力を行使するよう要請するため、現職や元職の国会議員、チベット支援団体や支援者が
オーストラリア、台湾、日本からG8サミット直前にフォーラムに集った。
【注/この文書におけるチベットとはチベット全域を指し、アムド、カム、ウツァンを含む】

セーブ・チベット・ネットワーク(日本)*が主催したこのアジア・パシフィック・フォーラムは、
2008年7月1日から3日にかけて東京で開催された。チベットにおける最近の悲劇的な出来事により、
チベットへの関心と支援が世界中で劇的に広がっていることを参加者は認識した。

このフォーラムは、占領下のチベットにおいて現在進行中の恣意的な拘束、弾圧、いわゆる「愛国教育」政策を含む人権侵害を非難する。 このフォーラムは、中国当局による暴力や苦難にも関わらず、ダライ・ラマ法王が訴える非暴力を実践しているチベット人を称賛する。 このフォーラムは、ダライ・ラマ法王とチベット亡命政府が正統なチベット人民の代表であることを全面的に承認する。 このフォーラムは、ダライ・ラマ法王の中道政策と、ダライ・ラマ法王特使と中華人民共和国政府の間のチベット問題平和的解決を目指す公式協議の再開を全面的に支持する。

このフォーラムは、ジョージ・ブッシュ大統領、ニコラ・サルコジ大統領、ゴードン・ブラウン首相、スティーブン・ハーパー首相、アンゲラ・メルケル首相、ケビン・ラッド首相、ベルルスコーニ首相、福田康夫首相を含む、日本北海道洞爺湖サミットに参加するリーダーたちの多くが、それぞれすでに、チベット・中国対話を支持する強い声明を出していることを留意している。

このフォーラムは、対話を通じた交渉プロセスへの支持を共同で再確認し、胡錦濤主席に対し、チベットの未来に関する公式かつ実質的な結果をもたらす交渉の場へと、対話をできるだけ速やかに格上げし、その結果チベットの人々に真の自治がもたらされるように要請する。
このフォーラムは以下のことを中国の指導部に緊急に要請する。

a) チベット人の恣意的逮捕・拘束をやめ、表現の自由への基本的人権を平和的に行使したために拘束されている人を速やかに解放すること。
b) 国連、外国のジャーナリストやメディア、外交官、独立した国際的な調査団が制約無くチベットの全地域に入ることを認めること。
c) チベット全土で再導入された「愛国教育」政策を即刻停止すること。
d) チベットの人々が文化的・宗教的活動に自由に参加する権利を尊重すること。
e) チベット地域への漢民族、その他の非チベット人の入植の促進を停止すること。
f) チベットの壊れやすい環境系に危険を及ぼし、周辺諸国に影響を与えるチベットの天然資源の野放図な採取を止めること。
g) チベット・中国間の対話を、単なる形式的な話し合いの場から、チベットと中国の協調を達成しチベットの人々に真の自治をもたらすための計画的で透明性のある交渉の場へと、転換すること。


東京
2008年7月3日

*http://save-tibet.net

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【関連リンク】
フォーラムの模様や、タクラ大臣の記者会のもようが、新聞、TVでも紹介されました。

<動画>
http://news.tbs.co.jp/20080702/newseye/tbs_newseye3890966.html
http://www.news.janjan.jp/special/0807/0807011001/1.php

<記事>
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080702/asi0807022309005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080701/asi0807012039001-n1.htm
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY200807030485.html?ref=rss
http://phayul.com/news/article.aspx?id=21829&article=Save+Tibet+Asia+Pacific+Forum+Held+in+Tokyo%3a+Updated
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【写真】
7月1日 事前ミーティング

7月2日 公開フォーラム














7月3日 決議文作成の討議




7月3日 記者会見